■Dr.Kasoriの“正統派”ビューティートーク


豊胸術について


  よくある質問に素材は?  レントゲンに映るか否か? 耐久性は? などがあります。 一般の方々には確かに気になることなのでしょう。ですからクリニック側も患者さん側の心理に基いた広告をうつのです。


 しかし素材によって触感が大きく変ったり、カプセル拘縮の可能性が大きく変わったりはしません。 要は剥離がうまくできたか否か?術後出血の可能性が結果を左右するのです。


 それではレントゲンに映るか否か? 

要はレントゲンの線量に大きく左右されるのであり、 周囲組織との鮮度が近いか否かで云々とするだろうと思いますが、 その違いが分からない医師はまずいないと考えた方がよいのです。


 さらに耐久性についてもすべてのバックを構成するものはシリコンですから、 万一破れたときに内容物が流出し周囲組織に浸潤しないか否かが評価の対象になっているのです。


 ですからいずれにしても内容物が周囲組織と接触したときの可能性、 つまり安全性が最も大切な選択基準にならなければならないのですが、 医師も患者さん側も企業側の都合に左右されているというのが現状でしょう。


 しかし人間の組織はそれぞれ全く予測しかねない反応を起こすこともあるので結局は医師一人一人の技量、 長年培ってきた簡単には説明できない感覚というものが一番大切なのだと思います。


 ここに来て自分の身内にするならと問い掛けてみると、 耐久性に多少の懸念は残るものの生理食塩水バックによる豊胸術が最後に残ります。

 余談ですが男性の中にも本手術を受けられる方がいますがこの方達の術後拘縮は女性に比べ非常に少ないようです。 また脂肪注入、ヒアルロン酸大量注入による方法は個人的には論外と考えています。





2007年6月

愛和クリニック院長 加曾利要介




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